ヌアラ・マッケイブ博士
ヌアラ・マッケイブ博士は、1997年にクイーンズ大学ベルファスト校の生物医学部を優秀な成績で卒業した後、同校の腫瘍学部にてDNA損傷応答におけるBRCA1腫瘍抑制因子の研究を実施、2001年に博士号を取得しました。その後、ロンドンの癌研究所、ブレークスルー乳癌研究センターでアラン・アッシュワース教授のもと博士研究員として従事。同時期にBRCA関連乳癌・卵巣癌のPARP1阻害剤の同定に携わり、こちらは現在EMAの認定を受けています。
マッケイブ博士はAlmac Diagnostic Servicesに自社研究プログラムのチームリーダーとして入社し、現在は自社製品部門の研究部長を務めています。同職では、8年間にわたり、薬剤標的の同定やバイオマーカー探索の分野で実績を築いてきました。マッケイブ博士はクイーンズ大学ベルファスト校の名誉教授でもあり、産学協同プロジェクトを率いながら、治験のためのバイオマーカーの開発とバリデーションに取り組んでいます。その研究成果によって数多くの招待講演や特許取得に関わり、「Nature」「Cancer Research」「Cancer Cell」「Oncogene」などの専門誌で論文を発表しています。