固体物性と製剤処方開発の相乗効果を得ることにより、当社の熟練した科学専門家は前臨床試験プロジェクトに大きく貢献し、開発期間を短縮することが可能とします。
特性評価 | 製剤の物理的フォーム | 製剤組成 | 安定性 | |
低分子化合物 | 結晶化度 吸湿性 粒子サイズ、形状比表面積 水分/溶媒含有率 |
多形スクリーニング 塩/共結晶スクリーニング 非晶質分散スクリーニング 安定型の判定 |
pH溶解度プロファイル、pKaおよびlogPの膜透過性(Caco-2) BCS分類 医薬品溶媒およびバイオ関連バッファーの溶解性 Formufast™のスクリーニング |
固体安定性(温度、湿度、光)、溶液安定性(pH、酸化、熱、光) |
ペプチド | LC-MS 吸光分析と蛍光分析 円二色性 NMR |
開発可能な塩のスクリーニング | 医薬品溶媒およびバイオ関連バッファーの溶解性 沈降評価 |
サービス概要
当社のフィジカル・サイエンス・チームは、処方フォームのスクリーニングおよび選択に関して優れた専門知識を備えています。このため、お客様が適宜に適正な決定を下すことができるよう的を射たアドバイスを行うことができます。フォームスクリーニングおよび選択サービスの詳細はこちら:
開発可能な塩のスクリーニング
お客様の医薬品候補化合物が経口アベイラビリティが得られにくいために開発に失敗するリスクがある場合、あるいは新たな処方フォームを開発したい場合には、塩(または共結晶)フォームがその医薬品特性を劇的に改善する可能性があります。開発可能な塩のスクリーニングは、所要時間が短く、100 mg未満で実施できます。Almacは、この方法を用いて、厄介な創薬候補を臨床開発段階に組み入れた実績があります。
多形スクリーニング
多形スクリーニングの目的は、原薬の最も安定した剤型を明らかにすることで医薬品開発リスクを抑え、臨床開発やGMP製造での剤型を確立することにあります。当社のスクリーニングサービスでは、ロボット工学による一般的プロトコールを用いるのではなく、専属の熟練した化学専門家および分析専門家が形客様の原薬特性、開発フェーズおよび予算を考慮した科学的調査を行います。
塩および共結晶スクリーニング
塩を適正に選択することにより、原薬の物理化学的特性とその結果としての生物学的特性を改良する機会が得られます。ただし、選択した塩の形体はさまざまな多の特性から影響を受けます。とはいえ、このスクリーニングで注目すべき点は、開発可能となる塩の形体はAPIの優れた特性が強化される可能性があることです。塩または共結晶もまた、それによって医薬品開発プロセスに立ちはだかる先のハードル、つまりは初期の毒性試験に移行するかどうか、医薬品開発フェーズに進むかどうかというハードルを乗り越えることが可能となります。
アモルファス
アモルファス化合物は、結晶構造上で溶解性を高めることが可能です。ただし、アモルファスは、分散状態として安定化されていなければ、一定の化合物の有効期限内において再結晶に対して不安定となる場合があります。当社では、初期の剤型開発において適正濃度で最適となるポリマーを迅速に同定します。プロトタイプは溶媒成形、共融解、凍結乾燥またはスプレー乾燥を行うことによって作成されます。その場合には、十分に特徴付けし、その安定性が評価されます。このサービスの目的は、お客様のニーズを満たし、開発フェーズおよび予算を勘案することです。